2013年12月4日水曜日

第26話 集落で夕飯を食べられる所がない?





小浜島の集落の夜


 小浜節大会も終わり、くらい道を三線とリュックを持ってトボトボ歩いた。

 三叉路を右に行くと集落だ。

 宿泊先のだいく屋に行った。だれもいない。「誰も居ないのかなあ」と言うと、ベンチでタバコを吸っていたお客さんが、そこにいる、と言うのである。



 なるほど、となりに立派な家があり、そこにいると。行くと、女将サンというか、おばあがいて、部屋に案内してくれた。ツインベッドのこぎれいなお部屋。このくらいなら十分だろう。

 さて、ご飯はどこで? 居酒屋みたいのがあると聞いていたが。

 何も食べていないというか、やはりステージの前はかなり節制する。朝は石垣島のホテルできちんとバッフェで食べたが、昼は着いたときに、このちゅらさん祭りでソーキソバ(400円)、そして、3時ころに、おにぎりを2つ(200円)を食べたきりだ。

 同じ宿に泊まっている女性もどこで食べたら良いか聞いていた。ちゅらさん広場で小生の演奏も聴いてくれた。北海道の人でしょ、と言われてしまった。おれも有名人か。嬉しいものだ。

 ちょっとまっすぐ行ったところに、シーサイドというところがあり、そこがやっていると、先の女将さんが教えてくれた。

 でも、5分くらいするとまた、新たな情報が飛び込んできた。そこはもう食べ物は品切れだと。



小浜島の集落の夜

 先の女将サンの家に行き、どこか食べる所がないか聞いてもらおうと頼んだ。いろいろ当たってくれたが、どこも閉まっているようだ。というか、ちゅらさん祭りだから、集落は休みになるようである。
 ちゅらさん祭だから、観光客がたくさん来るのでは、という発想ではないらしい。あくまでも、小浜島の人たちのお祭りのようである。

 女将サンがおにぎりを握ってくれるという。ありがたく思った。

 すると、道を行く人から新たな情報をキャッチ。公民館で、大会関係者の懇親会をやると言う。

 道に立っていると、新たな情報が次々と入って来る、というのも集落ならではか!



小浜島の集落の夜



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八重山古典民謡の調べ・・・八重山古典民謡コンクール最優秀賞を目指して


橋本英樹 記               

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