2013年11月4日月曜日

第6話 最終的告白


北海道の9月は収穫の秋 長沼町 マオイの丘 直販所 にて




平成25年9月末ころの話

 小浜節大会のエントリー受付は、上盛さんにお聞きすると、9月の末から10/10までとなった。

 エントリーは、電話で一応受け付けて頂いたが、正規の応募用紙を送ってくださる、とのこと。それに必要事項を記載して、送るのだろう。

 さて、 最終的に三浦先生に許可を参加の許可を得て、かつ、さらに、三浦先生の先生の西垣竹三先生にも許可を得なければならない。これが緊張する。

 なるほど、好きな女の子に、気持ちを告白するのと似ている。

 三浦先生に、お稽古のあと、小浜節大会参加の意向を申し上げると、ちょっと間を置いて、快諾してくださった。
 まあ、いろいろと、チャレンジして見聞を広める事は良い事だと。

 この間は何か。

 三浦先生は、石垣のとぅばらーま大会にも何回も出場しておられるし、とぅばらーま・なーくに大会では、優勝されたご経験がある。
 それらの大会には「予選」というものがあるようだ。特に、石垣島のとうばらーま大会は、予選通過がかなり難しいと言われている。

 小浜節大会にも予選があるのか、果たして君は予選を通過できるのか、と一瞬、考えたのであろう。

 予選はあるのか? と尋ねられたが、予選はないようです、と答えた。聞かれて自信はなかったが、予選の話等、聞いてはいない。

 とにかく、ご承諾を頂いた。


前の西垣先生のお宅


 翌日、石垣の西垣竹三先生に電話。 竹三先生は「がんばりなさーい」とご快諾してくださった。

 これで、段取りは全て整った。

 あとは、小浜島に乗り込むだけである。

 しかし、やはり仕事のことも気になるなあ。こんなことしていて、自分、良いのかなあ、大丈夫なのかなあ、という気も頭に過る(よぎる)。

 しかし、頭の中でグルグルと考えを回すと、やはり、「行く。行かなければ」という結論になる。


パッションフルーツ 泡盛に入れて飲むと旨さ抜群である


 去年、八重山古典民謡コンクールの優秀賞に合格し、次は、最優秀賞であるが、今年はお休み期間である。1年あけなければならないのである。この時に、何か、やりたいと思っていた。それが、小浜節大会である。

 来年は、最優秀賞を受ける予定。すると、小浜節大会に行けるのは今年しかないではないか。

 再来年のことまで分からない。そこまでのことを考えなくても良いだろう、というのが、私の人生観だ。

 明日にも、医院の職員に伝達し、患者さんへ張り紙をして告知しなくてはならないだろう。

 なかなか、気を遣います。それが社会人というものなのだろうな。


橋本英樹 記               











 

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