2013年10月30日水曜日

第1話 小浜節大会参加を決意


第10回小浜節大会の会場(平成25年)



平成19年から三線、八重山古典民謡を勉強している。

 沖縄は民謡の盛んな場所である。その中でも、石垣島を中心とする八重山は、民謡や踊りの盛んな所で、昔から、「唄の島 詩の島」と言われていたそうだ。

 そのような、八重山では、各地で、ご当地の民謡大会が数多く行われている。

 ざっと、紹介すると・・・

 とぅばらーま大会 とぅばらーま は、八重山古典民謡の名曲中の名曲と言われている。北海道で言えば江差追分のようなもの。この大会は、沖縄県各地で行われている。

 小浜節大会 小浜島で、名曲 小浜節(くもー節 と発音)を唄う大会

 しょんかねー大会 与那国島で 与那国しょんかねー を唄う大会

 でんさ節大会 でんさ節は、西表島の上原 の唄。この大会が、西表島で行われている。

 などなど。



小浜節大会は、ちゅらさん祭りの際に行われる
このポスターは2009年のもの


 八重山古典民謡をやっていると、一度はこのような大会に出たいと思う人が多いようであるが、私もその一人。

 今年こそは、この中で、小浜節大会に出たい、とかねてから念願していた。

 と言うのは、やはり、小浜節は非常に名曲であるし、自分なりにも多く練習して来たからである。

 あと、現実的なことを言えば、先に紹介した大会の中で、とぅばらーま大会は参加者が多く、予選があり、この通過はかなり困難である。また、第一、私はまだ、とぅばらーま を練習してないのである。

 あと、大会 と言っても結構ローカルなもので、情報が流通しておらず、北海道にいると、どこにどう申し込んでよいのか分からないのである。ネットでもなかなか出て来ないのが現実である。




 実際、小浜節大会もどこにどう申し込んでよいのか、当初は分からなかったが、ネットから少しずつ手繰って行き、最後は、竹富町役場(竹富町のこの役場が、八重山の石垣島を除く島々を管轄している。つまり小浜島も「竹富町」になるのである。この辺のことも県外の人間にはネット検索が難しいところである)に電話して直接お伺いして分かったものである。

 この大会への参加の準備、唄の練習のみならず、このような情報収集も、自分なりに進めて行った。

 


小浜島のランドマーク 大岳(うふだけ)

標高99m
小浜節にも、ここからの眺めが唄われている。
「大岳に登って下の方を眺めると、田畑には、稲や粟が撓わに稔り、その美しさはまるで、弥勒世果報(みるくゆがふ:極楽浄土)のようである」と。



八重山諸島について

 南西諸島西部の島嶼群。先島諸島の一部を成す。

 「八重山」(やえやま、やいま)の名称は石垣島・竹富島・小浜島・黒島・新城島・西表島・鳩間島・波照間島の有人8島を遠方から眺めると八重に連なって見えるとの伝承より名付けられたとされる。現在はこの8島に加えて西表島に隣接する由布島と、これら8島から離れて単独で自治体を形成する与那国島も八重山に含まれている。
 行政区分では沖縄県石垣市、八重山郡竹富町及び与那国町の12町に属する。北に尖閣諸島、東に宮古列島がある。1962年に風土病であったマラリアが撲滅された。





















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八重山古典民謡コンクール最優秀賞への試練


橋本英樹 記               

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